芸大受験予備校土浦美術研究所  ー美術大学合格へのアドバイスー


大学は通過点 (土浦美術研究所 所長の考え)

 今は受験生のみなさんには、目の前の入試しか目に入らないかもしれませんが、本当の目的は大学を卒業した先にあると考えてください。私自身は二浪して何とか東京芸術大学(デザイン科)に合格しました。当時は思い通りに描けないストレスやプレッシャーはかなり感じていました。特に講評は辛かったと記憶しています。しかし、美術を習いにきているのだから、今は描けなくても練習して上達すれば良い。美術の得意な人ばかりが集まっているので、当然周りのレベルも高い。自分の中で成長していこう。と考えるようにして、受験とか進路という枠組みから視野を広げ、今、学んでいる美術が将来社会に出たときに、どんなふうに活きていくのかを想像してみてください。そういう目的を持つことで、受験をする上でやってくる困難にも冷静に対応し、受験勉強にも余裕を持って望めることでしょう。

勝矢 拓巳
●東京芸術大学 デザイン科卒
●千葉県生まれ
●ゲーム会社勤務、京人形職人を経て、土浦美術研究所 所長となる
●七歩会など展示会多数。